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トムソン加工でのつなぎと紙粉を最小限にしました

尾張 猿田彦神社様

トムソン型を改良
つなぎの最適化で生産性アップ

一宮市の、尾張 猿田彦神社『みたま石カード』のトムソン加工(ビク抜き加工)をさせていただきました。

トムソン加工に「つなぎ」の発生はやむを得ないのですが、名東紙工ではトムソン型に改良を重ね、つなぎ部凸の大きさを、極限まで小さくすることに成功しました。

つなぎの幅が大きいと、製品の外観や後工程に影響が出てしまいます。反対に、小さすぎても、製品の送り時につなぎが千切れて加工スピードを損なう可能性があります。

当社ではこの幅を最適なバランスに仕上げることで、加工スピードの担保、後工程コスト削減など、効果の高い改善となりました。

みたま石カードの写真
キレイなカードに仕上がりました
トムソン加工済みのカードを重ねた場合の断面写真
<重ねた断面>つなぎの凸部が若干見えますが…
トムソン加工済みのカードを1枚で見た場合の断面写真
<一枚の断面>つなぎ凸部はほぼ見えません
みたま石カードの写真
紙粉の付着がほぼなくサラサラです

紙粉を抑えて品質を高めるトムソン加工

汚れやざらつきの元になったり、餌にする虫の混入リスクがあるなど、クレームにもつながりかねない紙粉。

つなぎの最適化は、紙粉の発生を最小限に抑えることができ、衛生面でも大きな改善となります。

紙粉カットはクレームを未然防止するだけではなく、品質の安定・向上にもつながるため、トムソン型の改善は、QCD全般において高い効果があると思います。

また、より出来栄えの精度が高い場合や、医療品やコスメなどの衛生的な加工をご希望のお客様には、当社エンジニアが、つなぎ位置の最適化や、クリーンルーム内での加工などもご提案させていただきます。

お気軽に名東紙工にご相談ください。